番号 | b12 |
分野 | 大規模破壊実験のための振動台加振手法および計測・処理技術 |
タイトル | 阪神・淡路大震災における重傷者発生世帯に対する調査 |
著者 | ○宮野道雄(大阪市立大学) 生田英輔(大阪市立大学) 糸井川栄一(筑波大学) 熊谷良雄(筑波大学) |
概要 | 筆者らはこれまでにダミーを用いた人体被災計測手法の開発に資する知見を得ることを目的として、阪神・淡路大震災における人的被害について、死者および重傷者発生の要因分析や死亡・重傷と建物被害との関係を検討してきた。その結果、死亡と重傷では身体における主な被災部位が異なることや受傷機転にも双方で差異がみられることなどを明らかにした。本研究では、既存データでは詳細な検討を加えることができなかった、地震当時の被災者の状況や行動との関わりから死亡と負傷の発生要因の差を明らかにすることを目的として、今回新たに行った重傷者発生世帯に対するアンケートと聞き取りによる調査結果を分析する。本調査は地震当時、神戸市東灘区、西宮市、芦屋市において被災し、現在も同区、同市に在住している人を対象とした。検討の結果、同居家族も含めて居住階における死傷程度の差や受傷部位の違いなどが、中等傷、軽傷についても明らかになった。 |
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